「見た目と比べ実は肉食」カローラ1.5L版はロールキャベツ系だった【新型カローラ超速試乗】

すでにお伝えしたように、5月11日にカローラは新型にフルモデルチェンジされました。
お台場のメガウェブでの発表会終了後、記者は早くも新型カローラに乗ることができました。

試乗車はアクセラ1台、フィールダー2台、そのうち2台がマニュアル仕様といまの時代ではありえないもの。
とはいえマニュアル好きな記者にとっては、逆にありがたい状況です。

 

それでセレクトしたのは、アクシオ1.5G。 

全周1.3kmのメガウェブ・ライドワンコースを試乗しましたが、このコースがけっこうくせ者で狭いうえにカーブだらけ。
このコースを2周しましたが、走らせてすぐ感心したのがエンジンのレスポンスがいいこと。
しかも、マニュアルミッションが操作しやすくシフトアップ・ダウンもスムーズでした。
意外、というのは失礼かもしれませんが新型カローラの1.5ℓエンジン(1NZ-FE型)がこんなパワフルとは予想外でした。

試乗後、エンジン設計担当者に1NZ-FE型エンジンについての予想以上にパワフルだったことなど話すと、「大幅に改良したことでレスポンスがよくなりました」「燃費がよくなっただけではありません」「(1.8ℓエンジン搭載車に設定されている)CVTスポーツモードはコーナー進入前にシフトダウンするなど、走るにはぴったりです」など熱く語ってくれました。

そこで記者が「そんな2面性(エコとスポーツ)があることを、発表会ではとくに伝えてはいませんでしたが、もっとアピールするべきでは」と話すと、「エンジン担当者としては、そういう走りの部分を押し出すことがお客様が望んでいることかどうかはわかりませんので…」とトーンダウン。

燃費が向上したではなく、エンジンがパワフルです、とアピールしにくい世の中というのは正直寂しいと感じてしまいました。

【クリッカー編集部】