ディーゼル燃料の「軽油」には知られざる事情がありました!【新型マツダCX-5/営業編】


マツダディーラーにCX-5を見に行った際に、気づいたり気になった点を“こちら”“こちら”でレポートしてきました。

CX-5はディーゼル仕様が絶好調なので、ディーラーで聞いてきた「軽油」の事象を2つお知らせしたいと思います。

ひとつは、「軽油余り」についてです。
石油を精製すると、ガソリンと一緒に、タールや灯油そして軽油も作られます。ただ、日本のガソリン需要に合わせて石油を精製すると、軽油ができすぎてしまうのだそうです。そのため余った軽油は、海外に輸出されているとのこと。
「もったいないですよね。その点、CX-5のスカイアクティブ・ディーゼルなら・・・」と続くセールストークは、至極ごもっともであります。

2点目は「軽油価格」についてです。
ガソリンも軽油も、元値に油税が上乗せされた販売価格になっています。しかも更に消費税まで課税され、油税に消費税を掛けた分まで負担している訳で、やっぱり納得いかんですなぁ~。(ノ-_-)ノ

それはさておき最近の石油相場だと、レギュラーガソリンと軽油の元値を比べると、同等か軽油の方が値段が高いのだそうです。
つまりレギュラーよりも割高な軽油は、油税が低いから安い販売価格で済んでいるとのこと。
「ガソリンとディーゼル仕様の燃費差とレギュラーと経由の価格差を勘案すると、ガソリン仕様と比べたら、スタンドでの支払額は実質20~30%近くもお得ですよ!」確かに~!

正直これまでは、ディーゼルの「高い・汚い・回らない」というネガティブ・イメージが先行して、お得情報も聞き流していました。
でも「安い・きれい・軽快」が売りのスカイアクティブ・ディーゼルだと、なかなかグッときます。
当面、余剰軽油は、三拍子揃ったマツダCX-5が独り占めしそうな勢いですね。

(拓波幸としひろ)