ロータリーエンジンといえば、マツダが技術的に不可能と言われた実用化にチャレンジして、世界で唯一量産市販化に成功したエンジンです。チャターマークというエンジン内壁の引っ掻き傷対策、かちかち山と呼んでいた排気煙対策、ガス食いと言われた悪燃費の改善、ターボ化や3ロータリー化によるパワーアップ、そして環境対策・・・。
レシプロエンジンなら、世界中の自動車メーカーが開発・製造に関わっているから進歩も速くてコスト安、しかもアイディアも多様です。でもロータリーは、実質マツダ一社だけの独自開発だから厳しいですよね。それでもマツダは、モーターのようなフィーリングを持つ超小型軽量なロータリーエンジンをフロントミッドシップに搭載して、スペシャリティカーやスポーツカーを世の中に送り出してきました。
今回発売された「マツダ・ロータリーのすべて」には、マツダ歴代のロータリーマシンがたくさん詰まっています。
そんなマツダのロータリーをこよなく愛するチューニングショップが、「RE雨宮」さんです。 今回の東京オートサロンにも、たくさんのロータリーマシンを展示していました。実物はどれも本当にカッコ良くて、しびれまくりました。個人的にはオレンジの丸目が、何ともいえず好きだなあ。
しかし残念なことに、ロータリーの歴史はRX-8で一旦途切れてしまいます。
でも、直4のガソリンとディーゼルで発揮した「エネルギー効率を極限まで高めるSKYACTIV理論」を、マツダ技術陣がロータリーに活かさない訳がない。 必ずや、燃費とパワーと環境性能を飛躍的にブラッシュアップした「SKYACTIV-RE」を開発して、再び世の中を「あっ!」と言わせてくれるに違いありません!
「マツダ・ロータリーのすべて」にあるとおり「新エンジン登場まで熱烈エールを込めて!」(・o・)ゞ