ユーザー車検体験記 その3 スタッドレスタイヤは要注意!

ユーザー車検体験記の第三弾。

今回は検査ラインでの注意点をお話しましょう。

車検場の検査ラインは機械化されています。おおまかに言うとライト、ブレーキ、スピードメーター、排気ガスの検査は機械が行います。

ライトとスピードメーター、排気ガスは事前にテスター屋さんと言われるところで調整、確認できます。排気ガスで検査に落ちるとかなり重修理となるので車検を通すのは難しいと言えるかもしれません。

この検査ラインで意外な落とし穴なのがブレーキ検査。ブレーキパッドやローターが正常で、サイドブレーキのワイヤーなどもしっかり調整してあってもスタッドレスタイヤの場合、なぜか検査に落ちる場合があるのです。

車検場の係りの人の話だと、ブレーキ検査の検査機は夏タイヤを基準で調整してあるので冬タイヤ、すなわちスタッドレスタイヤで車検を受けると誤差が出やすいのだそうです。スタッドレスのサイプといわれる部分がヨレやすいとのこと。筆者も夏タイヤのつもりでブレーキを踏んで1回落ちてしまいました。

ではどうすればいいのか。ブレーキの踏み方に気を使うことが重要です。
普段の運転どおりの踏み方からチョット変えて、ブレーキの踏み出しをゆっくり、徐々に力を加えていくようにして最後まで踏み切ると合格しやすい。

失敗しても2回は受けさせてもらえるので慌てず頑張りましょう。

どうしても不安でしたら夏タイヤで車検場に行くことをお勧めします。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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