ホンダのハイブリッドは荷室や居住空間を犠牲にしないのがお約束です!【ホンダフリード&フリードスパイクハイブリッドのすべて/使い勝手編】


フリードハイブリッドに積まれたたくさんのスーツケースも、アシスタントの沢口けいこちゃんが持つと衣装ケースとかに見えてくるから不思議ですね。ちなみに運転時のピンクのかわいいパンプスに、胸キュンで~す!
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さて、フリードハイブリッドが登場しました。
外装を見てみると、グリルのクリア化に加え、フロントバンパーをドーンと横に張りだして、なかなか派手な印象です。もっともフリードはハイブリッド専用車ではないので、押し出しの強い方が良いのでしょうね。
一方、兄弟車のフリードスパイクハイブリッドは、面積が大きなグリルのクリア化等で差別化を図っています。こちらはもともとアクティブなデザインですから、グリルの違いでも強いインパクトを感じますよね。


続いて内装です。かつてシビックのお家芸だったテーブル式インパネが、ドドーンと目に飛び込んできます。ただ衝突安全のため、インパネ全面を物置きとして使えないのが残念無念。
今風なのは、インパネのド真ん中に突出しているカーナビと、ハンドルの上部から眺めるメーターです。一見すると奇抜な配置ですが、視認性に優れた合理的なデザインだと思います。

大きな変更点としては、フリードの定員が8人から7人に減らされたことがあげられます。ハイブリッド化の悪影響かと思いきや、さにあらず。実は8人乗りのニーズがほとんどないため、3列目シートを3人から2人用に変更して、居住性向上を図ったとのことです。

次に積載性について見てみると、フリードハイブリッドでは3列目の床面が若干上がったものの、けいこちゃんのスーツケースを見ての通り実用面ではほとんど問題ありません。
またフリードスパイク自慢の反転フロアボードも、ハイブリッド化で少し底浅で幅狭になったものの健在。もちろん車中泊御用達のフルフラット化もバッチリOKです。
ただフリードで改善して欲しい点がひとつあります。3列目シートの重~い収納、これだけはいただけません。せっかく最新のハイブリッド仕様なのに、重いシートを上げ下げする度に、時代に取り残されたような古臭さを感じてしまうのです。ここは是非とも可及的速やかに、改善して欲しいと思います。

ホンダのハイブリッドは、荷室や居住空間を犠牲にしないのが御約束ですが、フリードとフリードスパイクでは、そのパッケージング技法にいっそう磨きがかかったようでした!

(拓波幸としひろ)