アウディがロータリーエンジン搭載?!【AUDI A1eトロンが実証実験開始】

アウディはA1をベースにした次世代電気自動車、A1eトロン20台を使用した実証実験を28日ドイツのミュンヘンで開始しました。

A1eトロンは昨年のジュネーブモーターショウで公開され、次世代のEVとして注目されているクルマでした。

このA1eトロンは、バッテリーのみでの航続距離が50キロですが、発電専用エンジンが搭載されているので、最大航続距離は200キロ。プラグイン充電も可能で、380V電源を使用すれば、約3時間ほどで充電が完了するそうです。

発電用エンジンのための燃料タンクはわずか12L。燃費は52km/L。
エンジンを搭載しているので、ハイブリッドじゃないの?と思う方も多いでしょうが、基本的にはバッテリー駆動での走行で、エンジンはあくまで、充電専用。このエンジンが、実はロータリーエンジンで、254ccのシングルローターで20ps。充電専用エンジンなので、20psもあれば、十分な感じです。

ロータリーと言えばマツダRX-8の生産終了が先日発表され、多くのローターリーファンから惜しまれていました。マツダでは水素エンジンとしてロータリーを復活、進化させていく計画があるようですが、まさかアウディから、発電機と言う形で登場するとは思いませんでした。

アウディの作るロータリーエンジンにも、次世代EVにも大注目です。

(井元 貴幸)