マツダ本社倉庫から発見されたS8Pはレストア完了して広島市交通科学館に展示されています

先日お伝えした、ベルトーネ時代のジウジアーロから送られた初代マツダルーチェのロータリーエンジン搭載プロトタイプ“S8P”がいよいよ広島市交通科学館に展示されています。

こちらがその車両です。

ヘッドライト部分も、キレイにアクリルで補修され、メッキ部分も輝きを取り戻しています。

なんでも、ボディはホコリが食い込んだような状態で、それを安全カミソリのような刃で薄く表面をそぎ落とすという、気が遠くなるような作業が行われたそうです。

当時の最先端にカッコいいインパネもみずみずしく蘇りました。

そのS8Pをはじめ、広島市交通科学館では企画展示の名を「あこがれの国産車〜昭和40年代の名車たち〜」として、ヨタハチ(トヨタスポーツ800)、ハコスカ(PGC10スカイライン)、ホンダS600、マツダルーチェロータリークーペなども展示されています。

また、7月24日(日)には、マツダ(株)デザイン本部長 前田育男氏、元マツダ(株)デザイン本部長 福田成徳氏 ほかを呼んでのトークショーや、クイズラリーなども企画されているそうです。

夏休み、昭和のクルマが憧れだったお父さんは、お子さんをクルマ好きに洗脳するのにいかがでしょうか?

もちろん、自分の楽しみだけで行くのもアリですね。

あこがれの国産車展は、9月4日までやっています。

(小林和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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