「プリウスα」が本家「プリウス」とは違う3+2つのポイント

いきなりバックオーダー1年分を抱える、文字通り売れっ子のプリウスα。今日は、そんなプリウスαについてのあまり知られていない情報をお伝えしましょう。

「プリウスα」の「本家プリウス」との大きな違いといえば

●車体がひとまわり大きくて、後席が広くて、荷物がたくさん積める。
●3列シート車もラインナップしている

ことですが、実はメカニズムでも異なる部分があるんです。

 

●3列シート車はニッケル水素じゃなくてリチウムイオンバッテリーを使っている。

というのはすっかり有名なので、ここではそれ以外に、あと2つの情報を紹介しましょう。
この2つさえ知っていれば、あなたはもうプリウスαマニアの域になる、とっておきの秘密です。

<その1>
ファイナルギヤ比がローギヤード化されています。プリウスは3.267ですが、プリウスαは3.703です。

<その2>
モーターを水冷化。狙いは発熱を抑え、モーターのピークパワーを持続できるようにすること。

 

つまり、重量増に対応して加速性能を強化しているってわけなんです。

プリウスαはプリウスに比べると燃費が約2割落ちますが、そこには重量増のほかにギヤ比の変更も関係しているのです。

以上、プリウスαトリビアでした。

(工藤貴宏)

 

 

 

 

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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