とどろきアリーナで原発避難被災者にドライバーやタレントなど約30名が炊き出し実施

神奈川県川崎市のとどろきアリーナには、福島第一原発の放射能汚染から逃れるため約100名の被災者の方々が今も共同生活を送られています。住み慣れた地元福島を離れて不便な避難所生活を強いられている被災者の方々に少しでも元気になってもらおうと、NPO法人日本防犯防災協会(JSCA)は、4月25日(月)に「炊き出し」を行ったそうです。

この主旨に賛同したレーシングドライバー、ラリーストとタレント約30名が一丸となり「炊き込みご飯」「ラーメン」「焼肉」などを被災者の皆さんに振舞いました。当日は天候にも恵まれ、被災者の方々には温かな春の日差しの下で「炊き出し」料理とタレントやドライバーとの交流を楽しんだそうです。また、同避難所の子供達には少しでも元気になってもらおうとおもちゃもプレゼントされました。

福島から非難されている子供連れのお母さんからは
「普段、福島にいるとなかなか会えないタレントさんやレーシングドライバーの方々にあえて嬉しかったです。子供も喜んでいましたし、子供の笑顔を見ると大人も元気になれますから」
というコメントがありました。

また参加したレーシングドライバーからは
「さぞかし大変な思いや生活を強いられているのに、明るい笑顔で『美味しかったです』『ありがとう』と声を掛けられるとこっちが逆に勇気をもらいました。ぜひまたこの活動に参加させてください」
と語っています。

ぜひ、被災者のかたが元の生活に戻れるまで、続けていってほしいですね。

<実施概要>
■実施日時:2011年4月25日(月)12時より炊き出し提供
■実施場所:とどろきアリーナ(神奈川県川崎市中原区等々力13)
■参加ドライバー:黒澤元治/新井敏弘/井出有冶/新田守男/高木真一/黒澤治樹/峰尾恭輔/黒澤翼
■参加タレント:TARAKO/柳澤三千代/伊藤つかさ/長江健次/前田耕陽/虎牙光輝/竹島由夏/ほか
■NPO法人日本防犯防災協会 http://www.npo-jsca.com

 

(写真:佐藤正勝)

それにしても懐かしいタレントさんのお名前が。私も行きたかったくらいです。

(小林和久)

 

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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