パースが狂った鹿島港周辺【東日本大震災ルポ】

外房の鹿島港に到着しました。この辺はとくに液状化の被害が深刻です。道路は上下左右に曲がり、電信柱は斜めに立っています。並行や垂直であるべきものが歪んでいるとめまいのような感覚を覚えます。

液状化で真下に沈み込んだ電信柱を見つけました。電線も垂れ下がっているので車高の高いクルマは注意が必要です。

鹿島港は津波の爪痕がいまだ痛々しく残っていました。鹿島港の「魚釣り園」の管理建物は大きく傾いています。港湾施設は壊滅的な状態です。

津波の被害のあった場所の独特な臭いが周囲に立ち込めています。港に隣接する公園の入り口にはぽっかりと大きな穴があいて中は水で満たされていました。液状化の被害は深刻です。

今回の取材にパジェロをチョイスして正解でした。鹿島港周辺は道路の補修に手が回らないようで、あちこちで大きな段差があります。通行する予定のある人は路面に十分注意を払ってください。

 

(テングダンディ)