東北へ行ってガソリン、エネルギーの大切さを肌で感じました【東北関東大震災ルポ】

結局、往復で959kmほど走行しました。

フィットハイブリッドも、外は汚れてしまいましたが、素晴らしく走ってくれました。とても頼もしく見えます。

使用したガソリンは57.23リットル。燃費は16.76km/Lとなりました。

被災地ではゆっくり走ったり、ゴー&ストップを繰り返したりもしましたが、さすがに燃費はいいですね。

還り最後の区間は山道と高速を燃費を気にせず走って18.5km/Lでした。

携行缶のガソリンは使わずに済みました。

でも、昨日3月31日の時点で、目にした仙台のガソリンスタンドには何ブロックかに渡り、交差点を何回も曲がるほどの行列ができていました。大変なところでは4時間待ちもあるとか。

今回の震災で、ガソリンに限らず、大きな被災地域でなくても未だに原発の問題や停電の可能性などまだまだいろんなことがありますが、すべてにおいてハッキリしたのは、我々がいかに人力以外のエネルギーを当てにして生活しているかということです。

都内も夜間は以前に比べ明らかに街中が暗いですが、夜はそんなもんでいいんじゃないかな、とも思います。

そうしたムダにエネルギーを使っていることへの違和感を忘れないようにします。それがこの災害を忘れないことにも繋がるんじゃないかと思いました。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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