日産自動車は日産車体九州での一部操業を開始したそうです。
ですが福島県にあるエンジンを製造するいわき工場が稼働できず、現在工場にある部品で対応できる分だけの生産となり、今後納車の遅れなどに繋がる可能性があります。
富士重工は、海外生産用は23日から補修部品用は24日から再開するそうですが、完成車の生産停止は継続とのことです。
クルマの工場は効率化を図ることから、一つの工場で全部を作っているということは少なく、例えばAという工場でエンジンを作り、B工場で完成車として組み立てるという場合があります。
海外生産分も同様で、100%現地もしくは周辺で部品を調達できる場合もありますが、例えばエンジンは日本で作って北米に輸出しているということも珍しくありません。
また影響を受けるのは日本のメーカーだけではなく、GMやフォードといった北米のメーカーも日本からの部品が届かず、工場を一時的に停止したと報じられています。
ホンダは埼玉製作所狭山工場、鈴鹿製作所、熊本製作所のすべての完成者工場での採算休止を27日まで延長すると発表しています。
例年クルマが売れる3月ですが、大きな影響が出そうです。
(佐藤みきお)