平日上限2000円の影響! 高速道路のマイレージがなくなる!?

ETCを使った高速道路利用で受けられサービス「マイレージ」。50円の利用ごとに1ポイントがたまり、100ポイントで200円、200ポイントで500円、600ポイントで2500円、1000ポイントで8000円分の割引(無料通行)が受けられるサービスです(小田原厚木道路のような一般有料道路は100円につき1ポイント)。

普段あまり高速道路に乗らないという方はともかく、よく箱根でクルマの撮影を行なう、なんていう我々自動車メディアには非常にありがたいサービスで、無料還元が受けられるからプライベートで温泉に行っちゃおう! なんて恩恵に授かっている業界人も多数いることと思います。

このサービスに登録者は1010万人といわれおており、非常に身近なポイントサービスの一つといえるでしょう。

そんなマイレージですが、国土交通省が2012年度13年度のポイント付与の停止を検討していることが明らかになりました。

これは先にも紹介しているとおり、平日上限2000円(普通車)の導入が決まったまでは良いのですが、実は財源が足りなく2~3年程度しか継続できない。この財源不足を補うために、高速道路会社が独自にやっているマイレージサービスの停止で浮いた財源を上限金額のほうに回そうってことらしいです。

高速道路は民営化されたといはいえ特殊会社ですからこうした国の方針には従わざるを得ないのでしょうが、株式会社になっても国に翻弄されているようで、少し気の毒になってしまいます。

それはさておき「大口割引拡充を続けて、マイレージという一般向けのサービスを停止するのはトラックの優遇だ!」という声もあるようで、果たしてどうなることやら・・・って感じです。

ちなみに東京から箱根ターンパイクに行く場合、東京から厚木が1250円。小田原厚木道路が700円。小田原厚木道路は一般有料道路ですから、高速度路の上限金額とは無関係。これでマイレージまでなくなったら東京から箱根ターンパイクに行く場合では明らかに改悪なのですが、国土交通省の皆さんはどのようにお考えでしょうか?

 

余談ながら、この仕事をしていて「悲しい時―!」は、友人や親戚に「先日、箱根の温泉に旅行に行ったから!」とお土産を頂いた時ですよ。

箱根? ええ、何度も仕事で日帰りしています。 普通は一泊旅行でしょうけどね!