【EV JAPAN】芸術品!? アルミの削り出しで作ったヘルメット、その作業工程をすべて公開しちゃいます【動画】

会場で思わず足を止めてしまいましたよ!!

ヘルメットなのに、ヘルメットじゃない……。これ、アルミを削り出して作ったって信じられますか?

モノ凄いオーラを放っていたこの“作品”を展示していたのは、埼玉県・朝霞市に本社を置く株式会社大愼精機。同社は、高精度・高品質をテーマに各種金属・樹脂のパーツを作り上げるメーカーで、切削加工の技術力は、世界中のモノ造り企業が一目をおいていますからね。

しかし、世界の企業からビジネスを受注しているが故に、今回ブース出展した『EV JAPAN』を含めたイベントで自社の技術力をアピールするための“実例”展示は、守秘義務などの関係でどうしても制約が出てしまう。そこで、自社オリジナルのアイデアでこのヘルメットを考案、製作にとりかかったとのこと。なるほど、納得です。

ということで、クリッカーは、この日も大忙しの大町亮介社長に話を聞いてみました!!

「映像を見ていただければ分かりますが、これはアルミの塊から作り上げました。実際に削る時間は150時間ほどでした。しかし、その前段階のデザインから3D CADデータ制作、プログラミングにはかなりの時間を費やしましたよ。このプロジェクトには3人のオペレーターが携わったのですが、製作期間中、彼らの残業時間は月250時間でしたから……。ホントに大変でした」と、製作秘話を教えてくれました。

しかし、こうした苦労の甲斐はあったようで、この作品を製作したことで世界中のメディアがこのニュースを取り上げて大きな話題に。業界の栄えある賞を複数授賞したほか、YouTubeなどでの動画アクセス総数は170万回を突破したそうです。凄いッ!!

「皆さんからとても良い評価をいただき、YouTubeでのアクセスもまだまだ増えています。じつは、すでに次回作のアイデアはもう頭の中にあります(笑)。期待してください」

皆さん、ぜひYouTube動画をお楽しみください。

動画再生は、↓こちらをクリックしてください。

5Axis Machining cnc [www.disn.co.jp] 5Achs DMG/HyperMILL

この技術、現在の切削技術の最高峰と言われる『同時5軸加工』により実現したそうです。同社の創業50周年の記念プロジェクトとのことですが、見ていると鳥肌が……。マジで凄いっス!!

(南風よしお clicccar編集部)