今だから必要な節電テクニック暖房編【計画停電に備える】

計画停電の回避ために一人ひとりが出来ることを提案させていただいております節電テクニック。

今回は暖房について。

これから4月になろうというのに都心でも最低気温3度ととんでもなく寒い日が続いていますが、そんな中で節電のためにエアコンを消してがんばっている方も数多いはず。

賃貸の部屋で灯油ストーブ禁止の部屋に住んでいる方はエアコンでの暖房は死活問題。しかし暖房効率を上げれば、エアコンの消費電力を抑えられます。

「晴れていればカーテンを開けて太陽光を取り入れる。」これは誰でも想像が出来ますが外気温が低い場合は窓ガラスから熱が逃げてしまいます。窓ガラスに、梱包材などでよく使われるいわゆるプチプチ、エアクッションを貼りこむとプチプチの中の空気が断熱材となり二重サッシと似たような効果を発揮します。ガラスだけと比べてエアコンの設定温度を12畳間で2℃ほど下げられます。

曇りや雨のとき、そして夜間はどうするか。雨戸を閉めてしまいましょう。雨戸とサッシの間の空気が、これまた断熱材の代わりとなります。雨戸の効果はけっこう大きく、我が家ではファンヒーターの設定温度が3℃も調整できました。

雨戸の効果は寒さだけではありません。昨年の猛暑、我が家の近所は気象庁発表で38℃まで上昇しましたが昼間の西日の時間帯に雨戸を閉めたことによりエアコンの温度設定が試運転モードから28℃に変更でき、室温自体は30℃程度。電気料金も、ついぞ3段目に到達することはありませんでした。

雨戸のないお宅は、見てくれは悪いですがダンボールとプチプチを二重張りしてみても同様の効果が得られます。

 

余談ですが、電気毛布や電気カーペットはちっとも節電になりません。

かえってエアコンよりも電気の消費量が大きいのでご注意ください。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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