キリスト教にもお守りがあった!【クルマと占いの知られざる世界・お守り編】

「えー、占い?」と敬遠されるかも知れませんが、愛車のボディカラーやナンバーをラッキーカラーやラッキーナンバーにしている方もいるのではないでしょうか。車を購入する時期、売却する時期、ドライブ先を吉報位にするなど、占いを参考にした経験はありませんか?

当たるも八卦、当たらぬも八卦とは言いますが、知っておけば話題にもなるし損はないはず!

大切な愛車、整備以外にもできることがあるならやってあげたい。そんな思いが最も現れているのが「お守り」「お祓い」ではないでしょうか。

クルマのお守りといえば、真っ先に思い浮かべるのは神社やお寺ですが、実はキリスト教にもクルマのお守りがあるのです。

幼子だったイエスを背負って川を渡った【聖クリストファー】は、海や川、またクルマと旅の守護聖人であり船やクルマの運転手を守ってくれるといわれ、聖クリストファーを象ったメダイ(メダルのこと)ネックレスや御絵(ごえ)を車内に飾ることで「お守り」となります。

神社の「お祓い」、お寺の「ご祈祷」にあたるのは、聖水で清めてもらう「祝別」(しゅくべつ/ものを祝福すること)です。神社やお寺と同様、信者でなくても祝別していただくことができます。

「お守り」を選ぶなら自身がもっとも信仰する、それもご縁のある身近なところでいただくといいですね。

ひと昔前は、家と同じようにお正月に注連縄(しめなわ)をバンパーなどに飾ったりしていましたが、風圧で飛んでしまったり車体にキズがつくことがあるので、現代ではフロントガラス内側に吸盤でつけるタイプのものも登場しています。

キャンピングカーを住まいとし毎日運転している筆者を例にあげさせていただくと、今まで大きな事故を起こしたことは一度もありません。不注意で軽く当てたり当てられたり、ということはありますが軽症すら負ったこともありません。

タイヤがツルツルなのを指摘されたその日のうちにバーストしたことがありますが、ちょうど信号で減速していたためほとんど衝撃もなく、しかも街なかだったので目の前の某自動車ディーラーさんが素早く交通整理および誘導してくれたのです。これがもし山中だったら大変な事態となっていたでしょう。

指摘してくれた方にすぐ電話して対処しなかったことを謝り、そして大難を小難にしていただいたと思い、お守りにも感謝しました。

念願の納車日や、自身の厄払いなどで車のお祓いをすることは、あながち「くだらない迷信」でもありません。特に中古車は「前の持ち主の念をリセットする」ためにもお祓いをした方がいいですよ。

(松本しう周己)

この記事の著者

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松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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