ミラーレスに死角? 高齢ドライバーには危険か、モニター式後方視界に思わぬ欠点

いよいよドアミラーを無くし、カメラとモニターで後方視界を確保しようという動きが現実的に動き始めています。

スクープされたレクサスLSのテスト車両はどうやらミラーレスを前提にしている様子。

そんな中、いち早く後方視界を電子化したのが日産のスマート・ルームミラー。

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リヤウインドウ付近に取り付けたカメラからの映像を、鏡面と切り替えが可能なルームミラーがモニターとなって後方視界を確保することができます。

車内に人や荷物が載っている時、ルームミラー越しに後席乗員と目が合ったり、荷物が塞いだりで、肝心の後続車が(覆面パトか)よく見えない、という経験、誰にもあるでしょう。

それを解消してストレートに後方の状況を見せてくれるメリットがあります。

ところが、先日このミラーを使ってみたところ、意外な「死角」に気付きました。

前方からミラー(モニター)に視線を移した時、何か違和感を感じたのです。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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