飛んで跳ねてドリフトして転がって……ラリーゲームの歴史を振り返る【前編】

■V-Rally(1997年)

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V-Rallyは、歴史あるAtari社が開発したラリーゲームです。このラリーゲームも同時走行のスタイルを取っていましたが、背景や路面の作り込みが当時としては拘っていてラリーの空気感を感じられた一作でした。

1997年のWRCはWRカー、キットカーが登場した年で、2ドアインプレッサやアスファルトではバカっ速なプジョー306マキシが印象的でしたね。ゲーム内でも一番使い勝手よかったのがプジョー306でした。

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■コリン・マクレー ザ・ラリー(1998年)

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「オール・オア・ナッシング」でお馴染みだった故コリン・マクレーが全面監修したラリーゲームの第1作目です。登場するクルマは、WRCの98年シーズンのものとマクレーがセレクトした過去の名ラリーカー(アウディクワトロ、プジョーなど)。このゲームから実際のラリーにならってスペシャルステージは1台で走るタイムアタック形式になりました。

インテリアはイマイチでしたが、外観がリアル再現されていました。コースもギリシャ、ニュージーランド、スウェーデン、コルシカ、グレートブリテンとバリエーション豊かでした。

公式攻略本などに掲載されていた隠しコードでクルマの馬力をパワーアップさせたり、ゲーム内の重力を月と同じくらい(1/6)にしてジャンプでフワフワすっ飛ばしたり、僕も相当ハマった1作でした。

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