既報のとおり、トヨタの「G-BOOK」を一新した「T-Connect」の音声対話型「エージェント」をご紹介しましたが、まだまだ機能は盛りだくさんです。
まず注目の「Apps」は、走行データや車両データなどと連動するアプリを「T-Connect」ナビにダウンロードして利用できるサービス。
新設される「T-Connectアプリストア」に、ドライブアシスト(運転支援)、インフォテイメント(情報&娯楽)、コミュニケーション(交流)、ライフサポート(暮し)の4分野で様々なアプリが用意されます。
また、「App Store」や「Google Play」のように、他企業(一般法人)などがアプリを開発し提供元となるための「TOVA(トーバ):Toyota Open Vehicle Architecture」と呼ぶ、オープンな開発環境が用意されるのも特徴で、アプリ開発希望者にはソフトウェア開発キットである 「SDK:Software Development Kit」が提供されます。
開発されたアプリはトヨタの認証を経て、「T-Connectアプリストア」から一般ユーザーへ提供でき、必要であれば有償アプリ向けの課金システムも適用できるとのこと。
「オンラインケア」も用意され、従来の「G-BOOK」の緊急通報サービスや渋滞回避ルート案内、地図データ更新などのサービスが継続して提供されるだけでなく、プローブ交通情報サービスでは、今秋より、従来の収集データに加えて、全国を縦走するトヨタの物流車両の走行データをリアルタイムに反映させることにより、さらなる情報密度の拡充も図られます。
ほかにもナビにWi-Fiリンク機能を用意し、スマホなど携帯端末からも利用できる「T-Connectスマホアプリ」を提供するなど、車載インフォテインメントの最先端を走るのが「T-Connect」の魅力といえます。
■トヨタの会話するクルマ「T-Connect」は何ができる?
https://clicccar.com/2014/06/23/259399/
(塚田勝弘)