【新車】トヨタ・ハイラックスがマイナーチェンジでACCを採用。運転支援機能を充実させた

■レーダークルーズコントロール(ACC)も可能になった世界基準のピックアップトラック

タイで生産され、日本に輸入されているトヨタのピックアップトラック(1ナンバーモデル)「ハイラックス」が、先進安全装備を進化させる内容のマイナーチェンジを実施します。

単眼カメラとミリ波レーダーを併用したADAS(先進運転支援システム)の機能を拡大、AEB(衝突被害軽減ブレーキ)については新たに夜間の歩行者、昼間の自転車を検知できるようになりました。また高速道路などでのふらつきを検知してワーニングを出すレーンディパーチャーアラートにはブレーキを利用した逸脱抑制機能も追加しています。

さらに嬉しいのはレーダークルーズコントロール、いわゆるACC(アダプティブクルーズコントロール)を上級グレード「Z」に採用したことです。これにより高速道路などで先行車と適正な車間距離を維持してクルーズすることができるようになりました。あわせて上級グレードには道路標識をディスプレイ上に表示するRSA(ロードサインアシスト)や信号待ちなどで役立つ先行車発進告知機能も標準装備されています。

走りの面では、悪路走破性を高めるデフロック機構を全車に標準装備。

メーカー希望小売価格は、332万1000円~375万6240円。特別仕様車「Z“Black Rally Edition”」は396万1440円です(いずれも消費税8%込み)。なお、マイナーチェンジされた新しいハイラックスの発売は2019年6月24日となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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