2月25日から発売となったフォード・エクスプローラーXLTエコブーストの心臓部は、V8でもV6でもなく、なんと2.0Lの直列4気筒、直噴ターボエンジンです。
全長5m、全幅2mの巨体は日本では間違いなくフルサイズSUVで、狭い道でのすれ違いや右左折ではかなり気を使います。アメリカンSUVが2.0Lかよ!(ディーラーを訪れるお客さんの関心もパワーにあるそうです)って走り出すわけですが、想像を超えて元気に走ります。ノーズが軽いこともあり、現在のV6搭載車や先代のV8モデルよりも軽いフットワークに驚かされます。旧型の4.0LのV6エンジンよりも30spアップの243psということですから、「大排気量=ハイパワー」という図式は完全に過去のものということでしょう。
燃費は25%改善したようですが、私が高速道路を中心に燃費計測したところ8km/L台後半の燃費をたたき出しました。
2WDのみの設定ですが、価格は440万円。イザという時に7人乗車が可能になるサードシート搭載車ですからミニバンはちょっとイヤだけど、多人数乗車ができるクルマが欲しいって考えている人にもオススメです。
(塚田勝弘)