昔懐かしい雰囲気が楽しめる、ユル系“元スパイ”ドラマ「バーン・ノーティス」知ってますか?

ワタクシ(アラフォーとアラフィフの中間くらい)なんかはチャーリーズエンジェル(映画じゃなく昔の)とかバイオニックジェミーとかのアメリカTVドラマって子供のころ楽しみでした。

家も庭も冷蔵庫もでっかくて、なんだか自由で明るい雰囲気がヒシヒシと伝わってきて、将来オトナになったら日本もこんな風になって、自分もそんな中で生活してるのかな、などと思ってたけど、間違ってました。

当時の憧れが実現したのは電話が外で使えるようになったのと、クルマの窓が電気で開くのが当たり前になったことくらいでしょうか。パソコンなんて想定外でしたから。

クルマもアメ車みたいにでかいのが当たり前になるかと思ってましたが、むしろ時代は逆方向に流れてます。

理性で考えるとそのほうがいいのは分かるんですが、どーにもあの頃描いてた将来像を思い出すと、なんだか切なくも感じられませんか?

でも、そんな「昔はよかった」を現在に見せてくれたのがバーン・ノーティスでした。

主人公マイケルは突然スパイをクビになりながら、悪を懲らしめ事件を解決して、スパイ復帰を目指していきます。けれど、マイケルは母親に頭が上がらず、元カノとの共同したりもめたりと、超人間クサさも持ち合わせて、スパイで使う道具なども、工作班から支給などされず日用品で手作りするという地味なシーンもたくさん。必ず弱いものの見方で、殺人は極力しないし、いわゆる残虐シーンもなく、事件を解決に導きます。

その舞台はマイアミで、意味なくグラマーなボインちゃんがビキニで登場したりと、なんともホンワカ懐かしムードで、ユルーく優しい気分に浸れます。

登場するクルマは、マイケルが亡き父から譲り受けた’73年式のダッジ・チャレンジャー。その雰囲気にはピッタリなだけでなく、ワタクシがかつて感じた憧れを存分に蘇らせてくれます。

これまで、シーズン3までレンタル/発売されていましたが、シーズン4がまもなくレンタル/発売開始だそうです。

日曜日の夜とかに、一話ずつ観てきたいような作品ですね。

「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン4」【VOL.1~9、スピンオフ】

主演:マイケル:ジェフリー・ドノヴァン『チェンジリング』/フィオナ:ガブリエル・アンウォー『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』/サム:ブルース・キャンベル『スパイダーマン』/マデリン:シャロン・グレス/ジェシー:コビー・ベル/ヴォーン:ロバート・ウィズダム 
製作総指揮:マット・ニックス
声の出演:栗田貫一ほか 日本語脚本脚色:福田雄一

レンタル :2012年1月7日(土) レンタル開始
セル:2012年1月7日(土) 発売開始DVDコレクターズBOX(本編10枚+特典ディスク1枚) ¥16,800(税込)
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン http://video.foxjapan.com

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(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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