Forza4の開発者「谷口潤氏」にインタビューしました! その② 【Forza Motorsport 4】

イメージ画像(ENZO)

その①からつづく

10月13日に発売される究極のカーゲー、「Forza Motoraport 4」の魅力を、開発者の谷口潤さんに直接語ってもらうシリーズその②です。

――さて谷口さん、「Forza 4」に今回新しく採用された「Autovista(オートビスタ)」についてくわしく教えてください。

谷口氏:クルマ好きが憧れのクルマを目にした時についついしたくなっちゃう「アレ」が出来ちゃうんですよ。

(といってモニターに近づきながらしゃがみ込むと、ホイールの奥のブレーキキャリパーや足回りの一部が覗ける)

こうやって、まるで実車を目の前にしているように細部まで観察することができるんですよ。ね、ついついこうやって舐めまわすように観察しちゃうでしょ、憧れのクルマに出会った時なんて。(笑)

(今度はエンジンルームを覗きこむとモニター上ではクルマの解説がはじまった)

イギリスBBC放送の人気番組「Top Gear」とコラボしていて、ナレーションはあのジェレミー・クラークソンなんですよ。クルマによってはずいぶんと皮肉っていて笑えますよ。

エンジンルームも見てください。ハーネス類にいたるまで完璧に再現してあります。

――実車のデータ収集はどのように?

実車を取材しながら細部まであらゆるデータを取得します。これには膨大な手順が書いてあるマニュアルがあるんです。だいたい1台データを取るのに約4時間かけるんですよ。見えないところまでちゃんと作り込んでるんです。

――もう少しアップで見せてください!

いいですよ!ゲーム開発の立場から言うと、アップで見せるって本当はイヤなんですよね。どうしても画像のアラが目立っちゃうので。だけどこの「Forza 4」はボディのギリギリまで寄ってもまったく大丈夫です。

――凄すぎます!ボディへの映り込みまで完璧に再現していますね。

そうなんです。今回は特に光の映り込みにリアリティを持たせました。(ガレージの)蛍光灯の光が反射してるでしょう、クルマの角度を変えるとこの映り込みがちゃんと追従するんですよ。

――オートビスタモードでは何車種ぐらい楽しむことができるのですか?

(オートビスタは)データ量が膨大ですので、「Forza 4」に登場する500台以上のすべてのクルマを採用することはできませんが、普段なかなか目に出来ない希少なクルマを中心に20種類以上ラインナップする予定です。

――私たちカーマニアはスコアを競うだけではなく、このように「博物館」的なクルマの鑑賞という楽しみも味わえるということですね。希少なクルマの細部なんかぜひ見てみたいですね。「フェラーリ250GTO」入ってます?

ふふふ、ヒミツです(笑)

その③につづく…

(テングダンディ)