台風だ!大雨の日はアンダーパスに気をつけろ!特に駅周辺!

台風が来てます。うちの近所はすごい大雨です。大雨の時はスピードを出さないように注意深く運転するのが基本ですが、その他にも注意すべきところがあります。

立体交差で地下に潜るかたちのもの、いわゆるアンダーパスに注意してください。冠水している可能性があります。

幹線道路などのアンダーパスでも100mm以上の雨が降るとすぐに冠水してしまいます。最近はゲリラ豪雨対策で排水も増強されてますが、追いつかない場合がありますので注意深く通行するようにしましょう。万が一、冠水を見つけたら突っ込んでいかないようにすることです。

冠水警告表示のあるアンダーパスは、表示を注意深く確認し、冠水していたら通行するのはやめましょう。SUVでも通らないほうが無難です。

幹線道路はまだ排水に気を遣っているのでマシですが、駅周辺や鉄道との交差にあるアンダーパスは特に要注意です。
こういった道は区道や市道である場合が多く、排水などにコストをかけていない場合がほとんどなので、降雨量50mm位でも冠水する場合が多いのです。

冠水したところにクルマが突っ込むとどうなるか。時速50km以上で突っ込むと、壁に正面衝突するのと同じ状態になります。相対的な硬度がコンクリートと同じ位になるのです。

その他、クルマが水没した状態になると電気系統がショートする、なんて考えている人も多いかもしれませんが、じつはエンジンのシリンダー内部に水が入るとピストンやクランク、バルブ類が滅茶苦茶に壊れます。水は空気ほど圧縮できないので、無理やりピストンが動くとその水圧で壊れるのです。むしろ電気自動車のほうが水没には強い場合かもしれません。

とにかく、台風などの大雨の時は冠水していそうな場所を避けて通行するようにしてください。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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