「静止してても高速走行して見える」ってほんと? Apexの新型ライトウェイトEVスポーツが初公開

■システム合計の最高出力は650hp、0-100km/h加速2.3秒

スタートアップメーカーの「Apex」は、中止された3月のジュネモーターショーで発表予定だった新型モデル、「AP-0」コンセプトを初公開しました。

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APEX AP-0 コンセプト

同社によるとAP-0は「レースにインスパイアされ、公道走行可能な合法EVスポーツ」とアナウンスされています。エクステリアは非常に個性的であり「静止していても高速走行しているように見えるデザイン」といいます。

内燃機関モデルのようなグリルは持たず、代わりにボンネットの外にエアーを送るコンパクトなスロットを備えています。

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APEX AP-0 コンセプト

フロントエンドでは、スプリッターと3ピースLEDヘッドライトを装備。ほかには、デジタルサイドミラー、フォーミュラ1からインスパイアされた空力的なリアフィンを持つティアドロップ型のガラスルーフ、バタフライドアなどを特徴としています。足回りには19インチまたは20インチの大径カーボンファイバーホイールも装着されます。リアエンドでは巨大ディフューザーや斬新な巨大クロス・テールライトが目を惹きます。

キャビン内は公開されていませんが、2シーターと滑らかな素材のダッシュボード、アルミニウムとカーボンファイバー製のコンパクトなステアリングホイールなどが装備されるシンプルなキャビンとなりそうです。

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APEX AP-0 コンセプト

EVパワートレインは、90kWhリチウムイオンバッテリーパックを搭載し、システム合計の最高出力は650hpを発揮。後輪駆動により0-100km/h加速2.3秒、最高速度は306km/hのハイパフォーマンスを魅せます。

WLTPサイクルによる航続は最大320マイル(515km)で、CCS急速充電器を使用すれば15分以内に80%の充電を行うことができ、タイプ2コネクタを使用した場合、約8時間でフル充電が完了するといいます。

またカーボンファイバー・ボディパネルやホイールにより車重は2,645ポンド(1,200kg)を実現、多くのEVモデルと比較してかなり軽量となっています。

発売は2022年が予定されており、価格は155,476ユーロ(約1,981万円)からと発表されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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