■注目の新型RAV4は3位!! 気になる2位は?
2019年のSUV(国産)マーケットは、新型として復活を果たしたトヨタのRAV4、マツダCX-30、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーなどのニューカマーが参戦し、SUVブームであることを印象づけた1年でした。
激戦のSUV市場で、ホンダはヴェゼルがSUVナンバー1を獲得したと発表しました。ヴェゼルの2019年暦年(2019年1月~12月)の販売台数は55,886台となっています。なお、同データは自販連が公表しているもので、ホンダはSUVの定義として「自販連が区分するSUV(ジープ型の四輪駆動車でワゴンとバン・トラックを含む(一部2WDを含む)の国産車」としています。
なお、ヴェゼルの55,886台は前年比93.7%で、消費税増税の影響や発売から約6年が経っていることなども影響していそう。それでも、これだけ売れているのはコンパクトSUVでありながら広い後席や使い勝手の良い荷室などが支持されている理由でしょう。
ヴェゼルは、2018年2月にマイナーモデルチェンジを受け、「ホンダ・センシング」を標準装備。2019年1月には、1.5L VTECターボエンジンを積んだ「VEZEL TOURING(ヴェゼル・ツーリング)」を追加。さらに、同年11月には「VEZEL TOURING Modulo X(ヴェゼル・ツーリング・モデューロ・エックス)」「VEZEL HYBRID Modulo X(ヴェゼル・ハイブリッド・モデューロ・エックス)」を追加することで、商品力の強化が図られています。
なお、SUVで2位になったのはトヨタC-HRで、販売台数は55,677台。その差はわずか209台です。3位は53,965台でトヨタRAV4。現行RAV4は2019年4月の発売ですから、暦年の販売台数になる2020年にはトップの座に君臨するか、それともヴェゼルが死守するか、あるいはニューカマーが登場するか注目です。
(塚田勝弘)