レクサスが将来のEVを示唆するコンセプトカーを公開。自動運転で航続距離は500kmに【東京モーターショー2019】

■これがLEXUS EV 2030年の姿 。インホイールモーター、ワイヤレス充電、自動運転などを採用

2025年を目処に全車種に電動車を設定、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目標とするトヨタ自動車。同社は本年11月にLEXUS初のEVを発表予定で、2020年に高度運転支援技術「Lexus Teammate」を搭載したモデルを発売するそうです。

今回の東京モーターショー2019では同社の電動化戦略「Lexus Electrified」を具現化したコンセプトカー「LF-30 Electrified」をワールドプレミアしました。

東京モーターショー2019に出展されたコンセプトモデル「LF-30 Electrified」

「Lexus Electrified」は電動化技術を用いて車両の基本性能を大幅に進化させるもので、4輪にインホイールモーターを搭載しており、パワートレーン・ステアリング・サスペンション・ブレーキなどを統合的に制御。

走行シーンに応じた駆動力コントロールを行うことで理想的な車両姿勢を実現するとしています。

ステアバイワイヤの採用により、ステアリングシャフトによる機械的接続を不要にしており、自動運転時にはステアリングを前方へ移動。開放感ある室内空間を実現。

ステアバイワイヤ技術を採用した先進的なインテリア

ワイヤレス充電技術の採用で日々の充電を簡易化しています。

ワイヤレス充電で日々の充電を簡易化

同車の目標スペックは航続距離:500km、0-100km加速:3.8sec、最高速度:200km/h、最大出力/トルク:400kW/700Nm。

左右のドアは上方に跳ね上がるガルウイングタイプ

このように「LF-30 Electrified」は2030年のLEXUS電動車を示唆する未来的なエクステリアと、自動運転技術や新設計のコックピットなど、先進的なインテリアを備えたコンセプトモデルとなっています。

Avanti Yasunori・画像:Lexus)

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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