●EV走行距離は50km。専用デザインの採用も?
BMWが、コンパクトSAC(スポーツ・アクティビティクーペ)の「X2」に初のPHEVモデル「X2 xDrive25e」を設定することがわかりました。その市販型プロトタイプをはじめてカメラが捉えました。
X2は2016年パリモーターショーでコンセプトモデルを初公開。2018年1月のデトロイトモーターショーで市販型を発表し、同年日本市場にも導入されています。
日本では、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ターボエンジン搭載「xDrvie18i」、及び最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン搭載「xDrive20i」が設定されています。
捉えたプロトタイプは、左フェンダー上部に充電ポートが見られるほか、テールゲートには「Hybrid Test Vehicle」の文字が記されており、PHEVであることは間違いありません。一見フルヌードに見えますが、フォグランプがステッカーで偽装されているため、専用のデザインが与えられる可能性がありそうです。
同社が中国市場で導入している「X1 xDrive25e」は、2シリーズ「225xe Active Touer」技術のアップデート版を採用しています。前輪軸と後輪軸に電気駆動装置を持つ4WD直列3気筒エンジンですが、そのシステムがX2 xDrive25eにも流用されると見られます。
パワートレインは、最高出力125psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンと最高出力95psを発揮する電気モーターを搭載、システム合計220psを発揮します。6速ATと組み合わされ、EV走行は50kmと予想されています。
BMWは2020年までに10台の新型電動モデルを追加することを発表しており、その1台であるX2 xDrive25eのワールドプレミアは、2019年内が有力です。
(APOLLO)