世界初の量産型EVの三菱「i-MiEV」が発表から10年。今も現役を続けられる理由とは?

●自動車業界が大きな転換期を迎える契機ともなった「i-MiEV」の発表から10年

世界初の量産型EVであるi-MiEV(アイ・ミーブ)が発表されてから2019年6月5日で10周年を迎えました。ベースとなったi(アイ)は2013年にカタログから落ちていますが、i-MiEVは現在もカタログモデルとして健在です。

リヤ・ミッドシップというレイアウトに、床下の燃料タンク部分にバッテリー、荷室下にモーターやインバーターなどを配置するEV化がハマった格好になり、当初からEV専用化を見据えたようなパッケージにより、10年もの間、愛好されてきたといえるかもしれません。

i-MiEVの登場により、同社が走行中のCO2を含めた排出ガスを発生しないゼロエミッション車である電気自動車(EV)の量産と販売を世界に先駆けて発表し、これを機に自動車業界が大きな転換期を迎えたのはご存じのとおり。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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