マツダ・アクセラがマイナーチェンジで大幅に進化を遂げました。
すでに先日のデミオのマイナーチェンジで話題のスカイアクティブという高圧縮エンジンを搭載していますが、アクセラはエンジンに加えてスカイアクディブ・ドライブという新しいトランスミッションを搭載しているのが目玉です。
そこでまず新グレードのスカイアクティの走りから紹介したいと思います。
マツダが掲げるZOOM-ZOOMという走りの楽しさですが、プレマシーから変わったのはご存じの通り。これまでのZOOM-ZOOMはどちらかというと機敏な動きが強調されていて、ステアリング操作やアクセル操作に対してクルマが俊敏に反応するのが特徴でした。しかし新型アクセラはステアリングを切ったら切っただけ、アクセル操作に対しても踏んだ分だけリニアに反応してくれるので、とても運転しやすいです。
トランスミッションもトルクコンバーターのATながら、ロックアップ領域を大幅に拡大。これについてはまた別に紹介しますが、パシュ、パシュとリニアに変速してくれるので、小気味よい運転が楽しめます。ダイレクトなフィールのため速度コントロールも楽で、変速も滑らか。しかも6速ですからギヤ比の幅が大きく、燃費にも貢献してくれそうです。
以前の走りを解りやすいととらえるか、過剰に反応するととらえるかは人それぞれだと思いますが、操作に対して適切に反応してくれるという点では、新型のほうが好印象。個人的には誰でも運転しやすく仕上がっていると感じています。
さて、新型の変更点ですが、外観はバンパー等の変更のみ。ですがこれだけでCd値は0.004ほど向上しているそうです。
そしてボディ剛性を高める為に車体の下側の補強を変更および追加して、フロア剛性を大幅に向上。乗り心地やロードノイズ、操縦安定性を向上させています。
装備も充実しておりインテリアの質感が向上したほか、i-stopの表示が解りやすくなっています。センターコンソールに大型カラー液晶のマルチインフォメーション・ディスプレイがついたことで、i-stopが作動できるのかどうか? どうすれば作動するのかが日本語で解りやすく表記されるようになりました。ワタクシの場合、停車中のブレーキ踏力が弱かっため、i-stopが作動しないことがありましたが、ブレーキを踏み増ししてくださいと表示されるので解りやすいです。
また、アクセラで好評の運転支援システムであるi-DMも備わって、滑らか運転かどうかの判別もしてくれます(1stステージから始まって徐々にランクアップ。5thステージまであります)。
気になる燃費は箱根を30kmほど走った結果、13.3km/hでした。途中、峠道を元気に走ったりしましたから十分に好燃費といえると思います。
価格はスカイアクティブが190.0~215.0万円。シリーズ全体では166.0~267.8万円。
ハイブリッドでなくても好燃費! ということで、これからもスカイアクティブには注目ですね!
コチラも併せてお読み下さい
https://clicccar.com/2011/07/25/45582
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(佐藤みきお)