【人とくるまのテクノロジー展2018】日本発!空飛ぶクルマの骨格が展示されていた

公益社団法人 自動車技術会が主催する技術展「人とくるまのテクノロジー展 2018 横浜」が今年も開催されました。いまや自動車技術のトレンドといえる自動運転やADAS(先進運転支援システム)をはじめ、今回も様々な新テクノロジーが、会場となったパシフィコ横浜に集まっています。

そんな中、異彩を放っていたのがカーティベーターの空飛ぶクルマ「SKYDRIVE SD-01」です。

自動車メーカーに勤務する若手エンジニアやベンチャー関係者などによって構成されるカーティベーターは、2012年に発足した有志団体です。その空飛ぶクルマのプロトタイプが会場入り口近くのスペースに飾られていました。

クルマとしてはフロント2輪・リヤ1輪の電気自動車。空飛ぶ機能は四隅に可変ピッチ式のプロペラを配置したもので、人間が乗れるドローンといった印象を受ける車体・機体になっています。現時点ではバッテリーなどを積んでいませんが、パッケージとしては人間をタンデム乗車させる2人乗りで、走行・飛行とも電動を考えているといいます。

2019年には有人デモフライトを実現することを目標に進んでいるという本プロジェクト。この活動から生まれるイノベーションに期待が高まります。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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