自動運転中にパワーステアリングが故障しても安心・安全!?【人とくるまのテクノロジー展2018】

自動運転の「レベル3」では、ドライバーの手放し運転を許容するかしないかは、メーカーや国の法規に異なりそう。

一部報道によると、国交省は65秒までなら許容し、それ以上手を離した状態だと自動運転を停止し、手動に切り替える「65秒ルール」を2019年10月以降に発売される自動運転搭載車、あるいはアダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストなどを備える新型車に義務づけるとしています。こちらは技術的には問題ないでしょう。

では、こうした自動運転モード中にパワーステアリング(EPS/電動パワーステアリング)が故障してしまったらどうなるのでしょう? すでに、ジェイテクトやデンソーが2系統EPSを商品化し、アルファード/ヴェルファイア、プリウスなどに搭載されています。

BOSCHも今回、レベル3以上(レベル4まで)の自動運転を見据えた2系統EPSを展示していました。ドライバーがステアリングから手を離し、車両が高度なオペレーションを担うには、よりEPSの重要性が増すという考えからの展示です。

電気系統の完全な冗長化(バックアップ)が図られ、手動運転時の操作感は従来と同じで、万一、1つの電気系統が故障しても50%以上のパワーアシストが可能。これにより、操作不可能あるいは極端な「重ステ」に見舞われることはないそうです。まだ参考出品ですが、2019年にも量産する方向で検討しているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。