3.0L V6スーパーチャージャーのガソリン仕様に続き、ディーゼルエンジンを積んだレンジローバー・ヴェラールに試乗する機会がありました。なお、ガソリンは2.0L 4気筒ターボの自社製エンジン「INGENIUM(インジニウム)」もあり、ディーゼルも2.0L 4気筒ターボの「インジニウム」が用意されています。
今回試乗したディーゼルターボの方の「インジニウム」は、180ps/430Nmというスペック。ガソリンターボの「インジニウム」は250ps/365Nm。
まず、「インジニウム」ディーゼルエンジンの美点は高い静粛性。車内にいる限り、アイドリング時でもその振動や音はほとんど伝わってきません。停止時から踏み込むと、さすがにディーゼルであることが音や振動から分かりますが、速度が高まると、ほかのロードノイズなどによりかき消されることもあり、またディーゼルエンジンの存在を忘れさせるほど静かさに包まれます。