【レンジローバー・ヴェラール試乗】ディーゼルであることを感じさせない静粛性の高さが魅力

ガソリン車の美点であるハンドリングもディーゼル仕様でも同じように味わえます。多少、フロントノーズの重さを感じさせるものの、イヴォーク以上、スポーツ未満というサイズだとは思わせない軽快かつ上質な乗り味が魅力。

ただし、「R-DYNAMIC HSE」の試乗車が履いていた255/50R20というタイヤサイズもあってか乗り心地は硬め。以前試乗したV6ガソリン車は、エアサスペンション装着車であったためか大径タイヤでもしなやかな乗り味を確認できましたが、路面状態によってはやや鋭さのある衝撃が伝わってくるシーンも。なお、エアサスはV6ガソリン車のみに用意されています。

乗り心地に関しては、同じ条件下で走らせたわけではありませんので断定できませんが、それでもより上質さを求めるならV6ガソリン車を選択する手もあるでしょう。

2.0Lディーゼルターボの方は、ディーゼルらしいトルクフルな走りと、ディーゼルらしからぬ高い静粛性が美点。航続可能距離の長さも魅力に感じるのであれば、積極的にこちらをチョイスする手もありそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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