300ps、2.0L直噴ターボエンジンの痛快な加速感が魅力【レヴォーグプロトタイプ・試乗記03】

1.6L直噴ターボの予想以上の走りっぷりに感心させられた後は、レガシィでもお馴染みの2.0L直噴ターボ搭載車を試乗。ツインリンクもてぎの本コース(サーキット)からのスタートで、最高速は120km/hまででしたが、レスポンスの鋭さと伸びのある加速をある程度確認できました。

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床までアクセルを踏み込むと、怒濤の加速を披露しますが、つぎのコーナーにあっという間に到達してしまうほど。レヴォーグは強化バルブスプリングによりレブリミット回転数がレガシィの6100rpmから6500rpmまで高められていますが、限られた条件下なのでなかなか察知はできず。

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そう、より高回転まで回るようになったためかは分かりませんでしたが、高回転域のパンチ力も伸びも十分以上。試乗時の制限速度に容易に達してしまうため、その先のパワーは分かりませんが、サーキット走行でも十分に楽しめるのは間違いありません。

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外周路に場所を移すと、「SI-DRIVE」の「I」でもまったく、本当に不足はなく、400Nmの分厚いトルクがまさに湧き出るように加速させていきます。

しかし、より日常のワインディングに近い、外周路の通常走行では1.6Lとの大きな差はあまり感じさせず、1.6Lターボの出来の良さも再確認できました。

「S」、「Sシャープ」モードも用意しますが、サーキット以外での出番が少ないのはレガシィと同じでしょう。

さらに、レヴォーグからは「Sシャープ」時のレスポンスを高めているそうで、アイドリングから軽く足を乗せただけで軽々と吹け上がるのは、痛快そのもの。ワインディングやサーキット走行も楽しみたいという人には朗報です。

■スバル・レヴォーグは本当に日本向けのサイズか!?【レヴォーグプロトタイプ試乗記01】
https://clicccar.com/?p=245144

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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