ランドローバー・ディスカバリー・スポーツを2015年発売開始へ

衝撃的だったレンジローバー・イヴォークの登場以来、レンジローバー(旧レンジローバー・ヴォーグ)、レンジローバー・スポーツとスポーティ路線に大きく舵を切った感のあるランドローバー。

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ブランドの根幹をなす「悪路走破性の高さを向上しながら」ではありますが、見た目が典型的なオフロード系SUVからスポーティなクロスオーバー系になると、その振り幅の大きさに驚かされるとともに、昔からのコアなファンの支持を得られるのか気になるところではあります。

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さて、ランドローバー・ディスカバリーといえば、ディフェンダーをのぞいて悪路走破性を最重視したモデル。

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新型ディスカバリーを示唆する「ディスカバリー・ビジョン・コンセプト」は、ステップド・ルーフやアルパイン・ライトといったディスカバリーならではのデザイン要素を採用していますが、ひと目で新時代のディスカバリーであることが分かります。

land_rover_discovery_13 land_rover_discovery_12デザインだけでなく、インテリアやシートの操作性などでも新機構を満載。インパネにあるタッチスクリーンのメニュー画面を操作し、シートを倒してフラットにできるだけでなく、前方または後方にスライドさせりすることで、標準の7人乗りから6人乗り、5人乗り、もしくは4人乗りのリムジン・モードにすることが可能。

4人乗りから6人乗りまで、シートの上に荷物がなく、チャイルドシートも装着されていなければ、でしょうがボタンひとつでできるというのは驚きです。

さらに、脱着と持ち運び可能なスーツケースがドアと一体化して組み込まれているほか、シートバックに巧みに収納されたアクセサリー類は、後席の利便性も向上しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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