2017年F1第19戦ブラジルGPがアウトドローモ・ホセ・カルロス・サーキット(4.309km、周回数71周)で開催されました。
決勝前日に行われた予選では、Q1でルイス・ハミルトン(メルセデス)がまさかのクラッシュ。マシンの修復とフレッシュエンジンへの交換を行い、決勝はピットレーンからスタートすることになりました。
そしてポール・ポジションを獲得したのは、チームメイトのバルテリ・ボッタス。2番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手キミ・ライコネン(フェラーリ)が続きます。
昨年のブラジルGPは悪天候でしたが、今年は最高のレース日和に!
引退を発表し最後の母国GPとなったフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、フォーメーションラップ中に「素晴らしい気分だよ。みんなありがとう。」と無線でチームに感謝の気持ちを伝えました。レース前から泣かせないでー(涙)。
好スタートをきめたベッテルはボッタスのインをつき、首位に浮上! 2番手ボッタス、3番手ライコネンと順位が入れ替わりました。
後方ではダニエル・リカルド(レッドブル)、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)が絡み、リカルドがスピンオフ。バンドーンとマグヌッセンはリタイアとなってしまいました。
同じく1周目、エステバン・オコン(フォースインディア)とロマン・グロージャン(ハース)がターン6で接触。オコンはタイヤバリアにクラッシュしリタイアとなり、F1デビューから連続完走27戦の記録がここで途絶えることに……。
これらの事故処理のためセーフティカーが導入され、ブラジルGPは波乱の幕開けとなりました。
レースは6周目に再開。順調に進んでいきます。
上位勢で最初に動いたのは2番手のボッタス。27周目にスーパーソフトタイヤからソフトタイヤに交換。その翌周、首位ベッテル、4番手フェルスタッペン、さらにその翌周には3番手のライコネンがピットインし、ボッタスと同じくソフトタイヤに交換しました。
上位勢と異なるタイヤ戦略で脅威の追い上げを見せ、21周目には5番手まで挽回したハミルトンはステイアウト。暫定首位に浮上しました。