さらにレースは順調に進み、43周目にステイアウトしていたハミルトンがピットイン。ソフトタイヤからスーパーソフトタイヤに履き替え、5番手でコースに復帰しました。
新品のスーパーソフトタイヤでどこまで上位勢に近づくことができるのか、注目です。
59周目、タイヤに苦しむフェルスタッペンをターン1でパスし、ハミルトンが4番手に浮上。
その後もタイヤの不調を訴え続けるフェルスタッペンは、62周目「タイヤ交換したいと」たまらずピットイン。スーパーソフトタイヤに交換し、順位を変えることなくコースに復帰しました。
ファステストラップを刻みながら前を走るライコネンに迫るハミルトンは、65周目でついにライコネンの1秒以内に入り、接近戦に! 抜くの? 抜かれるの? とドキドキの展開でしたが、なかなか決定的なチャンスは訪れませんでした。
そして2番手から好スタートを決め、完璧な走りで首位を守りきったベッテルがトップチェッカーを受けました。ベッテルの優勝は第11戦ハンガリーGP以来。スローダウンラップ中にドーナツターンを披露し、喜びを爆発させました。
最後の母国GPとなったマッサはゴールの瞬間までフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)と激しい7番手争いを繰り広げるも、見事ポジションを守りきり7番手フィニッシュとなりました。
ゴール後、息子のフェリピーニョ君が無線で「パパのことを誇りに思うよ」とメッセージを送り、マッサも「ありがとう、大好きだよ」と返答。もう、この時点で涙腺崩壊寸前です(涙)。
表彰式終了後、嬉しいサプライズが待っていました! なんと、ブラジル出身の元F1ドライバー、ルーベンス・バリチェロとマッサがポディウムに登場したのです!!
「応援してくれたみなさん、本当にありがとう。今日は感傷的になりました。たくさんのサポートでパワーをもらえることができ、本当に素晴らしいレースになりました。チームの皆にも感謝しています」
と感謝の気持ちを伝えたマッサ。これにはサーキット中が大盛り上がりで、鳴りやまない「フェリペコール」に涙が止まりませんでした。
まだ残り1戦ありますが…フェリペ、たくさんの感動をありがとう! そして15年間、本当にお疲れ様でした。最終戦アブダビGPも素晴らしいレースになりますように!!
ブラジルGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。
順位/No./ドライバー/チーム
1/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
2/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
3/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
4/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
5/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
6/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
7/#19/フェリペ・マッサ/ウィリアムズ
8/#14/フェルナンド・アロンソ/マクラーレン
9/#11/セルジオ・ペレス/フォースインディア
10/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/ルノー
(yuri)