日産自動車は10月24日、同社の追浜工場にて、新しい日産ノートのハイブリッド車、その名も「e-Power」のオフライン式を、カルロス・ゴーン社長兼会長も出席して行いました。また、その燃費性能はトヨタ・アクアの37.0km/LJC08モード)を上回る37.2km/Lであると明らかにしました。
さて、オフライン式とはなんでしょう? 一般には新型車が製造ラインから出てくるのをお祝いする式典ですが、身内で執り行うことが多く、我々メディアを呼ぶことはあまりありません。ただし、その工場のある地元メディアなどは呼ばれている場合もあるようです。
オフライン式はノートe-Powerに乗ったゴーンさんが登場。挨拶の後、お揃いで作ったポロシャツのデザインをした女性が登壇。ゴーンさんがそのポロシャツにサインをします。会社の経営者がサインするって興味深いです。
その後、工場の代表者2名が生産に関する決意表明を発表します。
最後に、追浜で生まれ九州で育ち、また追浜でe-Powerとなって帰ってきたノートを追浜ブランドとするため、製造部の代表者の賭け事「頑張ろう!」とゴーンさんとともに右手を高く掲げて誓いました。
どんなにいいクルマを設計しても、それを安定して大量に生産することが自動車メーカーの役目。それを担うのは製造現場の彼らなのです。
ゴーンさんまで来て行うラインオフ式とは、それを任せるという代表の強い思いが伝わってきます。また同時に、ハイブリッドでトヨタに追い付き、国内生産100万台キープを強くすることへの強い意思表明だと思われます。
追浜工場で生産されるノートe-Powerは11月2日に発表の予定です。