日産フーガがマイナーチェンジ、高級志向の250VIPを追加

今夏にも三菱『プラウディア』としてOEM供給されることが発表されている日産フーガが、一足早くマイナーチェンジ。2.5/3.7L V6エンジンおよび3.5L V6ハイブリッドといったメカニズムはそのままに、装備やグレード体系が見直されています。

まずグレード体系では、250GT Type Pを250VIPに名称を変更しています。

装備面では、18インチアルミホイールを「ハイブリッド」に標準装備のクロームカラーコートに変更しているのと、「ハイブリッド」のエンブレム変更が外観での変更点。 

快適装備では、軽く押すだけでトランクリッドを閉じることが可能なトランクオートクロージャーや、運転席からでも助手席パワーシートのポジション調整が可能な助手席コントロールスイッチなどを採用しています。

安全装備では、日産が力を入れているセーフティシールドパッケージ(バックビューモニター/サイドブラインドモニター/インテリジェントペダル/インテリジェントクルーズコントロール/安全運転ガイド/安全運転支援システム/高輝度リヤコンビランプ/アクティブAFS/タイヤ空気圧警報システム)を充実させたほか、18インチタイヤの構造と素材を見直すことでより快適な乗り心地を実現しているということです。

廉価グレードのAパッケージを除く全車に採用された「助手席コントロールスイッチ」はリヤシートに座るVIPのために助手席を動かすアイテムで、ショーファードリブンとしての価値を高めているといえそうです。

価格は250GT Aパッケージの399万円から、ハイブリッドVIPの635万400円までとなっています。

■フーガ(日産自動車)
http://www2.nissan.co.jp/FUGA/

■フーガ ハイブリッド(日産自動車)
http://www2.nissan.co.jp/FUGAHYBRID/

■「フーガ/フーガ ハイブリッド」の一部仕様を向上(日産自動車)
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120606-01-j.html

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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