2013年から加速した軽自動車ブームで、いまや軽自動車が占める割合は約4割に上るというのは有名な話。
当時は「実用性と低燃費」をテーマに、各社から新モデルが続々と送り込まれたのですが、軽自動車税が7200円から1万800円へと上がることをきっかけとした駆け込み需要は終わり、その勢いにブレーキが掛かっています。
とはいえ、依然として軽自動車の方が普通車よりも維持費が安いことに変わりはありません。また最近では、実用性やエコは基本中の基本であり、そこから一歩踏み込んだ“プラスα”の魅力に重点が置かれています。
振り返ると、2015年は新モデルこそ少なかったですが、「スズキ・アルトラパン」のように女性に絞って開発したモデルや、「ダイハツ・キャスト」シリーズのようにオーナー像を明確に想像させるモデルなど、強く記憶に残るモデルが登場しました。
そして2016年は、一時期の「便利で安いならどれでも」という軽自動車選びとは違い、それぞれのライフスタイルにピタリとはまる“プラスα”の魅力をもつ一台を見つける時代であり、その幕開けの年なのです!!
各社とも2015年は、プラスαを備えた新型車をはじめ、既存モデルにも改良を施し商品力を強化しました。そこで今回は、2015年に登場および改良されたモデルから選りすぐりをピックアップしてご紹介いたします。