【東京オートサロン2016】鉄板でボディを作ったスピードスターのベース車は日産マーチ

東京オートサロンといえば、自動車関連の教育機関における製作発表の場としても位置づけられ、多くの製作を見ることができるのも楽しみとなっています。

この「マーチ718スピードスター」は、古いポルシェを思わせるシルエットですが、名前の通りに日産マーチ(K11型)をベースに、筑波研究学園専門学校の車体整備士コースの学生により製作された一台。

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車名の由来は、その7期生の18名の学生が手がけたことが車名の由来。しかも、このボディはベース車にスチールで骨組みを作り、そこに鉄板を溶接して作ったハンドメイドというから驚きです。

クラシカルな雰囲気を実現するパーツを他車流用で見つけてきたのもポイント。たとえばシートは4ナンバー軽自動車(ミラバン)のリヤシートを使っていますし、幅の狭いテンパータイヤ用ホイールとすることで足元にクラシカルな雰囲気を出しているのもユニークなアイデアといえそうです。

(写真・文 山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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