東京オートサロンといえば、自動車関連の教育機関における製作発表の場としても位置づけられ、多くの製作を見ることができるのも楽しみとなっています。
この「マーチ718スピードスター」は、古いポルシェを思わせるシルエットですが、名前の通りに日産マーチ(K11型)をベースに、筑波研究学園専門学校の車体整備士コースの学生により製作された一台。
車名の由来は、その7期生の18名の学生が手がけたことが車名の由来。しかも、このボディはベース車にスチールで骨組みを作り、そこに鉄板を溶接して作ったハンドメイドというから驚きです。
クラシカルな雰囲気を実現するパーツを他車流用で見つけてきたのもポイント。たとえばシートは4ナンバー軽自動車(ミラバン)のリヤシートを使っていますし、幅の狭いテンパータイヤ用ホイールとすることで足元にクラシカルな雰囲気を出しているのもユニークなアイデアといえそうです。
(写真・文 山本晋也)