パナソニックとオートモーティブ&インダストリアルシステムズは、ETC2.0対応車載器の普及モデル「CY-ET2000D」を11月に発売することを発表しました。
(出典:オートモーティブ&インダストリアルシステムズ)
ETC2.0に対応する車載器でないと、2016年から始まる高速道路料金の割引き制度の恩恵を受けられなくなるので、特に関東地方の高速道路を利用する機会の多いドライバーは検討の必要がありそうです。
ここで、ETC2.0の高速料金割引きについてご説明します。ETC2.0はITSスポットと呼ばれる道路側に設置された情報発信装置との通信を行って、よりきめ細かな情報を車載器側に提供するサービスです。
具体的にETC2.0で受けられる高速料金割引きなどのメリットは次の2点です。
1.都心混雑時間帯ではETC2.0搭載車が首都高速を避けて県央道を利用した場合に、県央道利用料金分が割引きになる。
2.災害・事故時・路外ガソリンスタンド利用等で一般道路へ一時退出して、再び高速道路に乗った場合に追加料金がかからない。
なお、ETC2.0の高速料金割引きを利用するには、同社のETC2.0(DSRC)対応カーナビとETC車載器を接続する必要があるので、詳しくは販売店等で確認する必要があります。
(山内 博)