時速317km!スピード違反の世界記録はなんと日本人がもっていた!!

■正体は千葉の老舗チューニングショップのあの人!

世界一の速度違反者は誰だか知ってますか? 誰しもが気になる人物だと思いますが、実は日本人であることをご存知ですか?

世界一のスピード違反記録
この人が永田和彦さん。性格はいたって温和なのですが・・

それは千葉県にある老舗チューニングショップ「TOP SECRET」代表の永田和彦さん。

場所は1997年イギリスのMロード、すなわち高速道路で、驚愕の317km/hを計測しています。その時のマシンは、トヨタ・スープラに日産GT-Rのエンジンを搭載したものでした。最高速用に改造されたマシンは、約800馬力仕様だったとのことです。

イギリスMロードの制限速度は70マイル、約112km/hですので317km/hで走行した永田さんは205km/hオーバーという計算になります。

世界一のスピード違反記録
イギリスのMロードを1000馬力級のスープラで爆走→お縄に・・

この永田さん、実は全開走行後お巡りさんのご厄介になっています。因果応報、悪いことをするとその報いは必ず受けるんですね。3日間の拘留の後、釈放され帰国の途についたそうです。

しかし、ここまでの速度違反にマスコミが黙っているはずがありません。新聞各社はここまでの大犯罪者をなぜ帰国させたのかと大騒ぎしました。

ところが。英国圏で人気のクルマ雑誌「MAX POWER」は違いました。Mロード上を爆走した永田さんを、半ば英雄のように扱ったのです。その結果、イギリスをはじめオーストラリア、ニュージーランドなどで永田さんはカルト的な人気を得たのです。

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今回は時効という事で、その当時の永田さん全開走行の一部分をご覧頂きましょう。

ちなみにこの詳細は、2015年発売の「VIDEO OPTION VOL.258」に紹介されていました。

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VIDEO OPTION VOL.258

時間:約90分
定価:2000円+税
発売日:2015年08月26日(水)
収録コンテンツ
■スモーキー永田 海外蛮行録
■D1グランプリ第4戦エビスサーキット
■シャコタン検定
■隣の自家用車 初代クラウン編

(V−OPT 松ちゃん)

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※この記事は2021年8月に再編集しました。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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