ありえない!ウェイトハンデ88kgのGAINER TANAX GT-Rが鈴鹿1000kmのGT300を制す!【2015SUPER GT】

8月29、30日に鈴鹿サーキットで開催されたSUPER GT第5戦「2015 AUTOBACS SUPER GT Round 5 44th International SUZUKA 1000km」。

シリーズ最長の1000kmというレース距離は、5月の富士の2倍、岡山や菅生、オートポリスの3倍強、そして最終戦もてぎの4倍にもなります。それに伴いシーズンポイントもボーナスポイントが加算され、優勝は25ポイント。全てのチームが勝ちに行きたいというラウンドが鈴鹿なのです。

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予選は前戦の富士300kmでもQ1トップタイムなど、最近めきめきと速さを見せてきた2号車シンティアム・アップル・ロータスがポールポジションを獲得。1分58秒248というコースレコードでのポールポジションで、マザーシャーシ採用モデルとしてはタイ戦でのVivac86に続き2度目となります。

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そして予選2位は、なんと88kgというウェイトを積んだ10号車GAINER TANAX GT-R。予選後に千代勝正選手にインタビューしたところ「タイヤがはまったということ以外、全くわからない。とにかく乗れてた」というコメント。

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そして予選3位は7号車Studie BMW Z4。ここまでが1分58秒台というとんでもないタイム。そして4位に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、5位に88号車マネパ ランボルギーニ GT3が入り、この上位5台が昨年のレコードタイムを上回ったのです。

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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