以前は「左ハンドル=外車」というイメージの時代もありました。昔は自動車の先進国でイギリス以外は左ハンドルが主流で、海外メーカーは小さな日本のマーケットのためにはわざわざ逆方向に右ハンドル仕様を作ってくれなかったのと、日本人も左ハンドルに乗っている、というステータスみたいなものがあったのでした。
という前置きからわかるように(そんな話ししなくって当たり前ですが)、通常は自動車のハンドルは1台に1個、というのは幼稚園児でも知っています…が、1台のクルマに2個、左右にハンドルが付いた車両に乗ることができました。
ZFのこの車両は、もともと左ハンドルのBMW 5シリーズ。右側の助手席の前にもまあ「後から付けました」ってのがハッキリわかるようなハンドルが付いています。
左の運転席の前のハンドルは、通常通り、前輪を左右に動かすためのものです。