ハンドルが左右両方に付いたクルマに乗った!

以前は「左ハンドル=外車」というイメージの時代もありました。昔は自動車の先進国でイギリス以外は左ハンドルが主流で、海外メーカーは小さな日本のマーケットのためにはわざわざ逆方向に右ハンドル仕様を作ってくれなかったのと、日本人も左ハンドルに乗っている、というステータスみたいなものがあったのでした。

ZF_AKC_05

という前置きからわかるように(そんな話ししなくって当たり前ですが)、通常は自動車のハンドルは1台に1個、というのは幼稚園児でも知っています…が、1台のクルマに2個、左右にハンドルが付いた車両に乗ることができました。

ZF_AKC_10

ZFのこの車両は、もともと左ハンドルのBMW 5シリーズ。右側の助手席の前にもまあ「後から付けました」ってのがハッキリわかるようなハンドルが付いています。

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左の運転席の前のハンドルは、通常通り、前輪を左右に動かすためのものです。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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