MTが生産される山口県でマツダ・ロードスターに乗ってみた

マツダ・ロードスターには、ライトウェイトスポーツカーらしくMT(マニュアルトランスミッション)が用意されています。

しかも、その6速MTは新型ロードスター専用に新造されたものなのです。

これまで見たことのない、「ライトウェイトスムーストランスミッションハウジング」という名前がつけられたツルツルのミッションケースからもわかるように、他車流用でもなく、もちろんサプライヤーから購入しているものでもありません。マツダ内製の新しい縦置き用「SKYACTIV-MT」です。

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そんなロードスター専用MTを製造しているのは、山口県にある防府工場。防府工場といえば完成車(デミオやアクセラ)の工場というイメージも強いのですが、車両組立ラインがあるのは西浦地区。トランスミッション工場は中関地区にあります。

マニュアルのみならず、オートマチックも含めて年間114万機のトランスミッションを製造しているという中関地区の工場内に、自動車メディアとしてはおそらく初めて訪れることができました。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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