スーパーハイトワゴンとしてデビューした三菱eKスペースは、燃費ではタントやスペーシアに大きく差を付けられていますが、1400mmの室内高と軽自動車トップの室内長2235mmが自慢で、このクラスを買う人はカタログ燃費よりも室内の広さや使い勝手を重視する、というユーザーへの調査により設計されています。当然ですが、全高を高くすれば重くなり、燃費は辛いわけです。
eKワゴンではとくにNAエンジンのパワーとトルクを絞ってまで燃費を追求していましたが、より重くなるスーパーハイトワゴンでは「免税」をクリアする燃費を確保できればいいと割り切り、動力性能を確保したそうです。
肝心の使い勝手などは、「33の思いやり機能」で使い勝手を向上。一例を挙げると、
●クラスナンバー1の室内高と室内長
●ワンタッチ電動スライドドア
●リヤビューモニター付ルームミラー(一部仕様で、日産と同じくバードビューが可能に)
●リヤサーキュレーター
●ロールサンシェード
●後席左右席分割シート(260mmのロングスライドは軽で最長)
●ASC(アクティブスタビリティコントロール)
などになっています。
なお、eKスペースとデイズ・ルークスには衝突被害回避・軽減ブレーキが採用されていませんが、目下開発中でメドも立ってきたそうですから、つぎのマイナーチェンジなどで採用されるかもしれません。
eKスペース/eKスペースカスタムの価格帯は、122万4300円〜177万5550円です。
(塚田勝弘)