4月に発表された国産の「トミーカイラZZ」を筆頭に、電気自動車(EV)のスポーツカーでは、国内外で様々なモデルが生まれています。
4月20日、中国で開幕された「上海モーターショー13」でお目見えしたは、デトロイト・エレクトリックの新型EVスポーツカー「SP:01」。今年の夏から、限定販売されることが予定されていますが、果たしてそのスペックは?
ほかのメーカーから出ているスポーツEVに、対抗できるようなマシンなのでしょうか?
まずはプレミアムな限定販売を開始
デトロイト・エレクトリック(http://www.detroit-electric.com/)がリリースしている内容によると、100km/h までの到達タイムは3.7秒。最高速度は249km/hとされています。
今年中には、999台を限定販売し、2014年には、ほかにも2種類の量産モデルへの着手が予定されているとのことです。
「テスラ・ロードスター」VS「SP:01」
EVスポーツカーの中では、既に先行しているメーカーとして「テスラモーターズ」があり、日本にもショールームがオープンしています。
今回の「SP:01」と比較されるのは、そのテスラが2008年に発売開始した「テスラ・ロードスター」ではないでしょうか。というのも、「テスラ・ロードスター」と「SP:01」両方とも、ベースは「ロータス・エリーゼ」。同じ親から生まれた兄弟みたいな関係ですね。
すでにテスラでは、ロードスターモデルだけではなく、4シートのスポーティなセダンである「モデルS」をリリースして、その販売目標台数(4500台)を超えることに成功しています。
そのため、かなり先行してると言えますが、まだ途上にあるEV業界ですから、今後のデトロイト・エレクトリックに注目が集まることは間違いないでしょう。
……とは言っても、一般(市民)ユーザーとしては、もうちょっとお値段が、何とかならないのかな。という感じです。
軽自動車のスポーツモデル的な位置づけのように、電気自動車として航続距離などは多少犠牲にしても良いから、安価で手軽なスポーツカーが出てくることを期待したいです。
たとえばホンダなら、ビートの電気自動車バージョンなんてどうでしょう。NSXもハイブリッドで生まれ変わるようですし、同じミッドシップ仲間で、ビートも再起動してくれないでしょうか。
写真[Detroit Electric]
http://www.detroit-electric.com/