専用アプリを強化した「ストラーダ」の新「Sシリーズ」が10月22日に登場

PNDからハイエンドHDDナビまでオールラインナップを誇る「ストラーダ」。その中間グレードを担うのがメモリーナビの「Sシリーズ」で、2012年秋モデルとして2機種が新たに加わりました。

こちらは「CN-S310D」で通常のDINスペースに収まる180mmコンソール用です

「Sシリーズ」はスマートフォン専用アプリとの連携が特徴で、ニューモデルもその長所を磨き上げています。すでに8万人以上のユーザーにインストールされた「おでかけナビサポート ここいこ♪(iPhone/Android)」をバージョンアップ。季節や時間などの条件から現在地近くにあるおすすめのスポットを紹介する「寄り道コンシェルジュ」や「任意目的地登録」が可能になるなど、目的地探しが容易になったのが朗報です。

検索した地点情報はBluetooth経由でナビ本体に転送可能で、事前に設定しておけば車内にスマホを持ち込んだ時点で自動的にナビに転送されます。

「CN-310WD」は200mmのワイドコンソール用で、最近採用が増えてきたカーナビスペースのワイド化に対応しています

ナビの操作性も向上し、フリック(はらう)やドラッグ(なぞる)などのモーションコントロールを強化して1本指によるダブルタップ(2回連続タッチ)や2本指によるシングルタップ(1回触れる)、ピンチイン(画面に触れた指を狭める)、ピントアウト(指を広げる)などの操作もできるようになりました。スマホユーザーにはより使いやすくなったはずです。

また、地図画面上にはできるだけ操作キーを表示させない「ランチャー機能」を実現するなど、7V型ワイドVGAモニターに採用されたLEDバックライトもあって視認性を大きく高めているのもニュースです。

メモリーは16GBですが、新東名高速道路の道路情報を収録した最新地図データを用意し、Webよりユーザー登録およびアンケートに回答すると最大3年分の更新地図データをダウンロードできるなど、データ量や鮮度にも不安はありません。

価格はオープンですが、店頭予想価格は10万円前後と据え置き型ナビとしてはお手軽な設定も魅力で、地デジやDVDなどのAVはもちろん、DSRC車載機やリヤビューカメラとの連携が可能など本格派ナビとしての実力を備えています。

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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